中国寧波 2日目

シェラトン寧波ホテルで目が覚めた2日目。

寧波東港喜来登酒店 中国でホテルは酒店っていうのか・・

等考えていた時、預けられていた海外用ガラケーが鳴った。

その当時、SIMカードやモバイルwifiはそれほど普及していなかった。

「朝食に行ってきますね」

と社長だった、はてなマークが頭に浮かぶ。

朝食の誘いなのか、報告なのか分からず混乱する。

「え、1人で行くんですか?」 

「はい」

報告だった・・

A君も一緒に行きましょう、と誘う。

「まあ、それでもいいですけど」と渋々応じる社長。

社長 A君と部屋前の廊下で待ち合わせ、エレベータに乗った。

 

1階が朝食会場だった。

エレベーターで下っている途中、バスローブに水泳帽をかぶった

ダチョウ倶楽部の竜ちゃんにそっくりな

恐らく中国の方が乗ってきた。

「!!!」←私とA君の心理描写。

そうして赤面した顔で水泳帽を外し、手の中に押し込みガウンの前を合わせている。

後で考えれば、プールがあるホテルなのでバスローブ姿だろうが

水泳帽をかぶってようがいいのだ。

しかしその当時は、中国版竜ちゃんの恥ずかしそうな姿と相まって

外国ハイもあり、面白くてしょうがなく必死に笑いをこらえた。

 

朝食後、身支度をしてロビーに降りた。

取引先の案内ガイド&通訳の若い女性(美人)が現れた。

なぜか社長、某資生堂のアイシャドウパレットと口紅のセットを

おもむろに取り出し「プレゼントフォー・ユー」と渡した。

「ありがとうございます」日本語だった。

前年社長一人で寧波に来た際、彼女にお世話になり用意していたらしい。

 

取引先の会社に行く道すがら、寧波の街並みを見る。

城下町と港町を融合したような、ドラクエに出てくるような街だった。

「ここだったら住める・・!」と勝手に思う。

 

取引先の会社に到着し、社長に作ってもらった英語版の名刺を渡す。

のけぞる取引先の社長。

社長、私の肩書何にしたの?と思うが口に出すと訳されてしまうので

笑って受け流した。

 

その後、3か所ほど工場見学をし、途中で超豪華なレストランで昼食をごちそうになり

朝出たホテルに帰宅。

もうくたくただが、明日は上海に帰るための移動日なのだ。

~~~~~3日目に続く